よくある質問

Y-GSCスタジオは、どのような大学院なのですか?


Y-GSCスタジオは、芸術文化系学部(文学、美術、映画、音楽などに関わる学部)の発展型だと考えてください。Y-GSCスタジオは、理論と実践の融合した芸術文化の実験的な探求場です。これまで理論的な探求を行ってきてそれを制作の現場につなげていきたい人たち、また、これまで実践的な制作を行ってきてこれから理論的考察を深めたい人たちに来てほしいと思っています。そのために、「論文コース(建築都市文化コース(都市文化系))」と「ポートフォリオコース(横浜都市文化コース(Y-GSC))」があるのです。

論文コース(建築都市文化コース(都市文化系))の学生とポートフォリオコース(横浜都市文化コース(Y-GSC))の学生は、一緒に活動するのでしょうか?


一緒に活動します。共に受講する講義や演習科目があり、共同作業するスタジオ科目もあります。研究スペースも共有しています。Y-GSCスタジオでは、両方のコースの学生が混ざりながら活動しています。

他の専攻(建築系・都市基盤系・地域社会系)の学生との交流や共同プロジェクトはありますか?


あります。「都市と芸術」「横浜建築都市学」をはじめとする都市イノベーション学府の学生が分野を超えて履修する授業では、共に講義を受け、ディスカッションし、課題を行います。また毎年行われる「都市イノベーション展(IUI展)」等において、複数の専攻の学生たちが共同で展覧会やシンポジウムを立ち上げていく場があります。受け身ではなく、各自が主体的に新たなつながりを生み出していくことを期待しています。

建築や都市について知識がありませんが、この大学院に進学できますか?


進学できます。Y-GSCスタジオは学生の関心を最大限に重視します。と同時に、異なる研究領域に関心を持つことも期待します。必ずしも各自の研究を都市や建築に関連づける必要はありませんが、各自の研究を土台に建築や都市分野との知的交流を図り、新しい角度から自分の研究を捉え直す心構えを持つことを求めます。

募集要項はどこで入手できますか?


都市イノベーション学府・研究院ホームページ内、学生募集情報からダウンロードできます。

募集要項の中のどれがY-GSCスタジオですか? 正式名称を教えて下さい。


「横浜国立大学大学院都市イノベーション学府 建築都市文化専攻」の中の「建築都市文化コース(都市文化系)」と「横浜都市文化コース(Y-GSC)」です。「建築都市文化コース(都市文化系)」が論文コース、「横浜都市文化コース(Y-GSC)」が制作を中心とするポートフォリオコースです。2つのコースを合わせて「Y-GSCスタジオ」と呼んでいます。

過去問はどこで手に入りますか?


横浜国立大学中央図書館でコピーできます。身分証明書を持参してください。(2020年5月現在、新型コロナウイルスによる図書館閉鎖中のため過去問の郵送に対応しています。お問い合わせください。)

特別選抜について教えてください。


特別選抜とは、特別選抜受験認定資格者に対して、通常の筆記試験選抜ではなく、口述試験、面接および出願書類審査により選抜する方式です。特別選抜の受験希望者については、出願時に提出した出願書類によって、受験資格者を決定します。なお、特別選抜受験資格が得られなかった方は、通常の筆記試験選抜での受験を受けることが可能です。特別選抜受験資格の詳細および認定のスケジュールについては募集要項を確認してください。

入試は難しいですか?


大学入試の延長で大学院入試を考えることは適切ではありません。それぞれの受験生がそれぞれ異なる研究領域への関心を持っているので、審査する側も相対的な「偏差値」では評価しません。われわれが入試で注視するのは、現時点の「学力」ではなく、数値化できない将来のポテンシャルです。ですので、たとえ数値化できる「英語力」がなくても不安に思う必要はありません。出身大学についても一切考慮しません。

ポートフォリオでの修了となるコースを受験したいのですが、どのコースで受験すればいいですか?


横浜都市文化コース(Y-GSC)を選択してください。Y-GSCスタジオでは、修士論文による修了と、ポートフォリオでの修了によるふたつのコースがあります。在学中のコース変更はできませんので、受験の際は募集要項を確認の上、くれぐれも注意してください。

ふたつのコースの修了要件、出願方法の違いを教えてください。


Y-GSCスタジオ 博士課程前期論文コース
→修了要件:修士論文の提出+規定の在学期間・修得単位(GPA2.0以上) ☆出願の際、入学願書では「建築都市文化コース都市文化系問題」を選択

Y-GSCスタジオ 博士課程前期ポートフォリオコース
→修了要件:在学中の作品制作あるいは活動実績に基づく ポートフォリオの提出+規定の在学期間・修得単位(GPA2.0以上) ☆出願の際、入学願書では「横浜都市文化コース」を選択

ポートフォリオコースと論文コースは併願できますか?


ポートフォリオコース(横浜都市文化コース)を第一志望とし、論文コース(建築都市文化コース 都市文化系)を第二志望にすることは可能です。ただし、論文コースを第一志望とし、ポートフォリオコースを第二志望とすることはできません。

博士後期課程にもポートフォリオコースはありますか?


ありません。博士後期課程は論文コースのみです。しかし研究成果を論文にまとめつつ、さまざまな仕方で理論と実践を横断する探求を行う学生を歓迎しています。

社会人学生へのサポートはありますか?


博士課程前期・後期ともに、職業を有している等の事情がある学生には、標準修業年限を超えて一定の期間にわたり履修することが認められる「長期履修制度」があります。長期履修学生に認定された学生は、一般の学生とは異なり、修学年数に関係なく標準修業年限(博士課程前期2年、博士課程後期3年)分の授業料で修学することができます。詳しくは、募集要項に記載されている当該項目を参照の上、担当教員または志望する教員に相談してください。

社会人特別選抜はありますか?


修士課程(博士課程前期)では社会人特別選抜は行っていませんが、博士課程後期では社会人特別選抜を行なっています。詳しくは、募集要項に記載されている当該項目を参照してください。

入学した場合、制作に必要な機材は借りられますか?


借りられます。Y-GSCスタジオでは、ポートフォリオコースをはじめ作品制作を行う学生たちの研究を積極的にサポートするため、また実践的なスタジオ授業を行うために、制作活動を支える映像・音響機材、編集・デザイン・印刷環境を備えています。学生はスタジオで24時間自由に制作・研究活動を行うことができます。

受験する場合、事前に教員との面談は必要ですか?


必要です。願書出願前に志望先教員、あるいは募集要項に記載されている問い合せ先教員に必ず相談してください。